宮崎県のきゅうりの生産の歴史は古く、昭和28年ごろ宮崎市で傾斜地を利用した栽培から始まりました。
温暖多照な気候や地理的標高差を活用した栽培により、全国生産量1位のきゅうりの産地となっています。きゅうりは約9割が水分ではありますが、多くのビタミンやミネラルが含まれています。特に多いのがカリウムで体内の余分なナトリウムの排出を促す働きがあり、高血圧の改善に役立ち、筋肉や神経の働きを調整する役割も果たします。また、アミノ酸の一種であるシトルリンが多く含まれており、血流を良くし、疲労回復や運動能力を高める作用など、さまざまな効果が期待できます。

新鮮なきゅうりほど切り口はみずみずしく、明るい色をしています。また緑が濃いのも新鮮な証拠。きゅうりは収穫してから時間が経つほどに、色が薄く黄色っぽくなってしまいます。昔から「とげがチクチクするものが新鮮」と言われていますが、最近はとげの目立たない品種も出てきています。